プラグイン

geditとともにいくつものプラグインが付属しています。 これらはgeditの機能を拡大、拡張できることを意味しています。 プラグインはプログラム本体と分離されて、このように機能を加えるだけで 機能やスケールを好みにすることができます。

Figure 2. プラグインマネージャ

geditプラグインメニュー の中にインストールされたそれぞれのメニューアイテムがあります。 geditで有効にするプラグインを選択するには マネージャ…を開く必要があります。 プラグインマネージャでは使用したいプラグインを選択します。 あなたはプラグインをインストールしただけではプラグインメニュー には表示されないことに気付くでしょう。 開かれた左側のウィンドウでインストールしたいプラグインをクリックして 追加ボタンを押して下さい。これは、プラグインを インストールし、プラグインメニューにプラグインを置き、 プラグインが実行できるようにします。すべてのプラグインをインストールたいときは、 すべて追加ボタンを押します。 geditのプラグインをアンインストールしたいときは、 右側のウィンドウで選択し、削除ボタンを押します。 すべてのプラグインを無効にしたいと場合はすべて削除 ボタンを押します。

ブラウズプラグイン

Figure 3. ブラウズプラグイン

ブラウズプラグインは表示したいウェブページのurl を入力する テキストウィンドウを持っています。url を入力すると、gedit はメインウィンドウにウェブページを表示します。もし、ダイアログの下の方にあるパスが Lynxの正確なパスでない場合、変更 ボタンを押すと変更できます。

Figure 4. Lynx パスの変更

システムに合った正確なパスを入力するか、Browse ボタンを 押してシステムからlynx を見つけ出すことが必要です。 その後、適切なフィールドを埋めてOKボタンを押すと、 ウェブページが表示されます。

diff プラグイン

Figure 5. diff プラグイン

diffプラグインで差異を出力するファイルを選択するのに 2つの方法があります。geditで開いているファイルから オリジナルのファイルを選択できます。また、1つ目(左側)のテキストウィンドウに ファイル名を入力することでも指定できます。次に改訂されたファイルを2つ目(右側)の テキストにファイル名を入力するか、開かれているファイルのリストから選択するかします。 これで、ファイルの差異がメインウィンドウに開かれます。

Note

geditはダイアログで入力した2つのファイルを diff コマンドで実行します。 その出力はgeditメインウィンドウ に表示されます。もし、1つ目がfile1.txt、2つ目がfile2.txt なら、geditはコマンド $diff file1.txt file2.txtの出力を表示します。

Email プラグイン

Figure 6. Email プラグイン

Email プラグインは編集中のテキストファイルを メイルの本文として送信します。subjectはファイル名により、自動的に決まりますが、 ダイアログによって変更することもできます。From:部分はシステムにより 自動的に決まりますが、これも変更可能です。 To:部分に受取人のアドレスを入力しなければいけません。 もし、sendmail 互換メイラー [1] がダイアログの下側に表示されていなければ、参照ボタンで 変更できます。

Figure 7. sendmailディレクトリの変更

そして、テキストウィンドウにsendmail 互換メイラーの正確なパスを入力するか、 変更ボタンをクリックして指定する必要があります。 もし、sendmail メイラーを持っていなければ、それは送信するには必要なので用意してください。 正確なフィールドを埋めた後、OKボタンを押すと送信し、 キャンセルを押すと送信しません。

時刻挿入プラグイン

時刻挿入プラグインは文書に日付と時刻を挿入します。 これはdate コマンドの出力によるものです。

Hello World プラグイン

hello worldプラグインは文書に"Hello World" を挿入します。これは他のプラグインのテンプレートになることを意味しています。 もしあなたがgeditのプラグインを書くことに興味が あるのなら、hello worldプラグインのソースコードを見て、 そして、やったことが二度手間にならないようにメンテナーにコンタクトをとって下さい。

シェル出力プラグイン

Figure 8. シェル出力プラグイン

シェル出力プラグインは表示されたディレクトリコマンドを 実行し出力をメインウィンドウに出します。シェル出力プラグイン はコンソールベースのプログラムの実行結果をテキストに挿入するために作成されました。 しかし、geditはたとえgnumeric のような他のアプリケーションを実行しようとしてもそれを止めることをしません。 ですので、コンソールベースでテキストのみで非対話的なコマンドのみ実行するようにして下さい。

シェル出力プラグインでは、あなたが使っているシェルと同じシェルを使い ます。bashをシェルにしているのなら、 geditbashで コマンドを実行します。そして、通常はコンソールや端末に出力され るものと同じものが、編集中のテキストファイルの途中に挿入されます。

Notes

[1]

sendmail 互換メイラーはemail を目的の場所に届けるために インターネット上の正確なサーバに送ります。 そのプログラムはemail を送るためにSMTP(Simple Mail Transfer Protocol) を使います。 sendmail 互換メイラーと非互換メイラーの違いはコマンドラインの構文です。 sendmail 互換メイラーはたとえ操作が完全に異なっていても sendmailと同様の構文を持っています。