メニュー

geditにはことなる三種類のメニューがあります。 すべての命令、オプション、プラグインを含んだメニューバー、 よく使用する命令を含んだツールバー、 ファイル操作で役に立つテキストウィンドウ右クリックメニューです。 ここでは量が多いのでメニューバーについてのみ解説します。 ツールバー 右クリックメニューについてはこのマニュアルの他の部分で解説します。

メニューバー

メニューバーデスクトップ中に移動することができます。 メニューバーの左端の浮き出て、点の付いた部分をドラッグすることができます。 [1] マウスに捕まれたメニューバーはデスクトップ上のどこにでも移動することができます。 メインウィンドウの辺りに持っていくと メニューバーメインウィンドウの 四隅にくっつけることもできます。メニューバーの初期位置は メインウィンドウの上の方でメニューの下側です。

ファイル

メニューの内容:

  • 新規 — これは新規ファイルを開きます。

  • 開く… (F3) — これは、開くダイアログを開きます。 ここから開くファイルを選べます。

  • 保存 (Ctl-S) — 以前に保存したファイルがあればそのファイルに保存します。 そうでなければ、名前を付けて保存…ダイアログ を開きます。

  • すべて保存 — これは、geditで開いているすべてのファイルを保存します。

  • 名前を付けて保存… — これは、選択しているファイルを名前を付けて保存…ダイアログを開いて保存します。 違う名前で保存したいときに使用します。

  • Revert — これは、保存していないすべての変更を破棄して元のファイルを メインウィンドウに開き直します。

  • 1.ファイルメニューのこの部分はgeditで最近開いたファイルを表示します。 クリックするとそのファイルが開かれます。

  • 印刷

    Figure 14. Print Document Dialog

    これはPrint Documentダイアログを開きます。 Print DocumentSelect printerPrint Rangeの2つの部分に分かれています。

    Select printer部分はファイルをどのプリンタに印刷するか、もしくはどのpre-press [2] に出力するか指定します。 PrinterボタンとFileボタンは ダイアログの端にあります。 もしファイルを印刷するのにプリンタを選んだなら Printerボタンの右側のテキストウィンドウに 正しいコマンドを指定します。 pre-pressを選んだのなら、Fileボタンの右側の テキストウィンドウで出力するファイル名を指定します。 Name:プルダウンメニューで出力する ファイルのフォーマットを選択できます。

    Print Range部分はファイルのどの部分を 印刷するかを指定します。All ボタンが選択されていればファイル全部が印刷されます。 もし、ファイルの特定のページを印刷したいのなら、Pagesを押して、始まりと終りのページ番号を入力します。 もし、現在のページだけ印刷したければ、Selectionボタンを押します。

    Print Document ダイアログの下部分には、3 つのボタ ンがあります。Print ボタンは、Print Document ダイアログ中の設定を用いて、文書を印刷します。 Previewボタンは、Print Documentを閉じて、Print Preview ダ イアログを呼び出します。このPrint Previewダイア ログでは、実際の印刷前に文書のプレビューを見ることができます。

  • 印刷のプレビュー

    Figure 15. Print Preview Document ダイアログ

    印刷のプレビューは文書の印刷プレビューを表示します。

  • 閉じる (Ctl-W) — これはgeditの文書を閉じます。 もし、保存されていなければ変更を保存するか破棄するかを問い合わせます。

  • すべて閉じる — これはgeditのすべての文書を閉じます。 もし、保存されていなければ変更を保存するか破棄するかを問い合わせます。

  • 終了 (Ctl-Q) — これはgeditを終了します。 もし、保存されていないファイルがあれば変更を保存するか破棄するかを問い合わせます。

編集

メニューの内容:

  • 元に戻す (Ctl-Z) — これは、文字入力や命令が実行される前の状態に戻します。 設定…ダイアログで 設定した回数だけ元に戻すことができます。

  • やり直し (Ctl-R) — これは、元に戻すが実行される前の状態に戻します。 元に戻すの逆の操作です。

  • 切り取り (Ctl-X) — これは、text windowで選択されたテキストをバッファの移してテキストは削除します。 張り付けでバッファのテキストを取り出して編集中のファイルに挿入します。

  • コピー (Ctl-C) — これは、テキストウィンドウで選択されたテキストをバッファに蓄えますが、削除はしません。 張り付けでバッファのテキストを取り出して編集中のファイルに挿入します。

  • 張り付け (Ctl-V) — これは、バッファの内容を文書に挿入します。 切り取りコピーがバッファに入れる方法です。

  • 全選択 — 現在編集中の文書のすべてのテキストを選択します。

  • 検索 (F6) —

    Figure 16. Find Dialog

    これは、検索ダイアログを開きます。 Search For:テキストウィンドウに検索したい文字列を入力します。 beginning of the documentボタンを押すとファイルの先頭から検索することができます。 メインウィンドウのカーソルのある位置から検索するには cursor positionボタンを使います。 また、大文字、小文字を区別して、geditに検索させるかどうかも指定できます。

  • 再検索 (Shift-F6) — これは、直前に検索ダイアログで入力した文字列を再度検索します。

  • 置換 (F7) —

    Figure 17. 置換ダイアログ

    これは、置換ダイアログを開きます。 これで、文字列を検索して、他の文字列で置換することができます。検索したい文字列をSearch For:テキストウィンドウで入力し、 Replace with:テキストウィンドウに 置換したい文字列を入力します。 beginning of the documentボタンを押すと ファイルの先頭から検索することができます。 メインウィンドウのカーソルのある位置から検索するには cursor positionボタンを使います。 また、入力したとおりに大文字・小文字を区別して geditに検索させるか、大文字・小文字を区別 せずに検索させるか、も指定できます。

    検索する文字列と置換する文字列を入力したら、置換ダイアログの下の方にある 検索ボタンを押します。 そして、選択されている文字列をRepace with:テキストウィンドウで置換するには 置換ボタンを押します。 もし、 Search for:で指定した文字列をすべてReplace with テキストウィンドウで置換したい場合は、 Replace Allボタンをクリックします。

  • 指定行へ移動

    Figure 18. 指定行へ移動

    これは、指定行へ移動ダイアログを開きます。 Main Windowで移動したい行番号を入力し Okボタンを押すと、 ファイルの先頭から指定した行へカーソルが移動します。 指定した行がファイルの最後の行よりも大きい場合はファイルの最終行へ移動します。

表示

メニューの内容:

  • ビューを追加 — これは、現在編集中のファイルをほかのウィンドウで開きます。 もし、あるビューでファイルを編集していたなら、おなじファイルが更新されて、すべてのビューを通じて、変更されます。

  • ビューを削除 — これは、編集中の文書のウィンドウを閉じます。 This item closes a window to the file you are editing.

    Note

    もし、ビューを削除できなければ、それは文書が一つだけしかないためです。 ビューを削除するためには、さらにファイルを開かなければなりません。

設定

メニューの内容:

  • ステータスバーの表示 — これは、ステータスバーを表示するかどうかを決めます。ステータスバーは概要説明やgeditの現在の処理を表示します。

  • 設定…設定… ダイアログを開きます。

Documents

このメニューには、geditで現在開いているすべてのファイルが表示されます。ファイルをクリックすると、そのファイルがメインウィンドウに表示され編集できます。

ヘルプ

メニューの内容:

  • Help — このマニュアルを開きます。

  • 情報 — 作者や現開発者名、現在のバージョンなどgeditの基本的な情報を表示します。

右クリックメニュー

右クリックメニューはgeditMain Windowで右クリックするとアクセスできます。

メニューの内容:

Notes

[1]

ドラッグはオブジェクトをマウスでクリックし、離さずにマウスの位置を 移動することを参照します。そして、マウスボタンを離すとマウスで移動していた オブジェクトをデスクトップのその位置に移動します。この操作は一般的に "ドラッグアンドドロップ"と呼ばれています。

[2]

pre-press ファイルとは、専門家や印刷業者が利用でき、 パンフレットやチラシ、レターヘッドなどに使用します。 フォーマットは、PS(Postscript)や、PDF(Portable Document Format)です。 (Portable Document Format).