Kデスクトップ環境

第 6章Q & A

なぜ、kmfだけでなく、Caitooも使う必要があるのですか。

ファイルを1つずつダウンロードするのなら、おそらくkfmで十分でしょう(再開機能が不要なら)。Caitoo は多くのファイルをダウンロードする必要があり、しかも、それだけの数のプログレスダイアログを表示させるのは避けたい、というユーザのためのユーティリティです。

Caitoo はkfmからは独立しています。つまり、kfmがコアをダンプしても(KDE 1.0以来、そう頻繁には起こっていませんが)Caitoo は依然として稼働していてファイルの転送を実行している、ということです。

しかしながら、Caitoo は、KDEのドラッグ&ドロップを使うので、kfmと密接に連携して動作する設計となっています。kfm を使ってウェブをブラウズし、何か必要なものを見つけたら、それをCaitooウィンドウにドラッグして最後までブラウズを続けます。もうファイルのURLを暗記する必要はありません。Caitooが処理してくれます。また Caitoo が接続できないときも、その転送処理をリストに残しておき、後日、接続を再試行することも可能です。

もう一つはキューイングです。転送件数を設定してから、従来どおりにCaitooを使うことができます。Caitoo は指定された件数の転送処理だけを開始し、他の転送処理は待ち行列に入れておきます。後で、最初に設定された転送処理が終了してから、待ち行列に入っている転送処理が実行されます。