klpq [ [-n ] [-P printer ] file1 file2 URL1 URL2]
初めて起動すると、klpq はどのプリント・スプーラを使うか 尋ねてきます。klpq は BSD、PPR、LPRng をサポートしています。 使用中のシステムにどのスプーラがインストールされているか 分からない場合は、可能性の最も高い BSD を選択してください。 klpq がプリント・キューを表示しなかった場合は、その他の 設定を試してください (スプーリング・システムは 設定->スプーラ から変更できます)。
引数を指定しないと、klpq は PRINTER 環境変数を検索し、 対応するキューの内容を表示しようとします。PRINTER が セットされていない場合、klpq は 'lp' という名前のキューの 内容を表示します。この名前のキューがない場合は、printcap ファイル内の最初のプリンタ・キューを表示します。
ファイル名を指定すると、klpq を lpr の代わりに使用できます。 lpr file_to_print; klpq とタイプする必要はなく、直接 klpq file_to_print と 入力します。klpq はユーザの代わりに lpq を実行します。-P オプションは使用するスプール領域を指定します。lpr に関して 現在サポートされているオプションはこれだけです。
-n オプションは、コマンド ラインにファイル名が指定されている 場合にキューを表示しないよう、klpq に指示します。たとえば、 klpq -n file_to_print は、ファイルをプリンタに送ってただちに終了するよう、klpq に 指示します。ファイル引数なしの klpq -n は、通常どおりに klpq を開始します。
klpq はコマンド ラインの引数として URL をサポートするように なりました。klpq は KFM を使ってファイルをローカル・システム 上の一時ファイルにコピーし、プリンタに送ります。なおダウンロード 中は klpq を実行しておく必要があります。klpq を先に終了すると、 ファイルは印刷されません。
ドラッグ&ドロップ: KFM から任意の URL を klpq ウィンドウへ ドラッグ&ドロップできます。klpq はその URL を一時ファイルに コピーし、プリンタへ送ります。
klpq の使い方は非常に簡単なため、明らかでないことだけについて 説明しておきます。
自動 ボタンを押しておくと、klpq は現在の プリント・キューを N 秒ごとに再読み込みします。そのため、 更新 ボタンを毎回押す必要はありません。 N の値を変更するにはメニューから 設定-> 自動的に更新 を選択します。N の値を 0 にセットすると、 自動 ボタンは完全に使用不可になります。
これは特別なコマンドであなたには実行する 権限がありません。というメッセージが表示されたら、 このコマンドを実行するには、ルートやその他の特権ユーザで なければなりません。別のユーザのプリント・ジョブを除去しようと すると、黙って無視されます。
定義されているキー・アクセラレータは次のとおりです。
Key_U: 「更新」ボタンを押すのと同じです。
Key_R: 「除去」ボタンを押すのと同じです。
Key_T: 「先頭へ」ボタンを押すのと同じです。
Key_A: 「自動」ボタンを押すのと同じです。
Key_Left: 前のキューを表示します。
Key_Right: 次のキューを表示します。