kscd の設定ウィンドウを開くと、 大きく 3 つの部分に分けられたタブつきダイアログになっています。
CDDB タブでは kscd の CDDB (コンパクト ディスク データ ベース) 機能を設定します。 "リモート CDDB を有効にする" チェックボックスは、インターネット上の CDDB の検索をするかしないかを切り替えます。
"CDDB ベース ディレクトリ"" テキスト フィールドでは CDDB エントリを保存するローカルのディレクトリを選ぶことができます。
"CDDB 提出の送信先:" フィールドには、CDDB エントリの送り先 メールアドレスが書かれています。デフォルトのアドレスは "xmcd-cddb@amb.org"です。バージョン 8.0 では、kscd から送信した CDDB エントリでデータベースへの登録ができるようになっています。
"CDDB サーバ" リストボックスは公開されている CDDB サーバの リストを表示します。リストから項目を選択すると、選択ボックスの上のテキスト フィールドに選択した項目が表示されます。"更新" ボタンはリスト ボックスのリストを更新します。"デフォルト" ボタンを押すと、 デフォルト値の "cddb.cddb.com 888" を入力することができます。 この値により、cddb.cddb.com にあるマスタ CDDB サイトをあたって、最新の CDDB サーバのリストに更新することができます。
"ヘルプ" ボタンは kscd ヘルプのホーム ページを開きます。
"液晶の色:" と "背景の色:" フィールド は ステータス ディスプレイの前景と背景に使われる色を表示します。色のサンプルの 隣にある "変更" ボタンを押して、これらの色を変更してください。
"CDROM デバイス" フィールドにはオーディオ CD を再生するために 使用する CD-ROM デバイスの名前を入力します。デフォルト値は "/dev/cdrom" です。このデバイスのアクセス許可は、読み取り専用で オープンできるように設定しなければなりません。 このデバイス ファイルのアクセス許可の変更は、通常スーパー ユーザの特権が 必要です。変更はコマンドラインから、または kfm の "スーパー ユーザ モード" で行うことができます。
"Unix メール コマンド" フィールド は、新しい CDDB エントリを データベースに送信するために使われるコマンドを表示します。 デフォルト値は "mail -s "%s"" です。このコマンドで 実際にローカル以外のシステムにメールを送信できることを確認することが、 CDDB エントリを寄託する場合には必要です。特にインターネットへ ダイヤル アップ接続している場合は注意してください。詳しくはあなたの Linux ディストリビューションに対応する文書を御覧ください。メールを送るために sendmail を使う Linux ディストリビューションの 中には、/etc/sendmail.cf の ""Smart" relay host" フィールドにあなたの使用するメール ホストを入力するだけで済むものがあります。さらに、CDDB サイトはあなたに メールを返信しようとしますから、寄託するメールの返信先アドレスが確かに有効 であるように /etc/sendmail.cf を編集する必要が あります。この部分は場合によって変わってきます。
"WWW ブラウザ" セクションでは、 情報ボタンメニューでウェブ サイトを アクセスするのに使うブラウザを設定することができます。あなたは kfm またはカスタム ブラウザのどちらかを ラジオ ボタンで選択することができます。デフォルトとしては、 "その他のブラウザを使う" フィールドには "netscape "%s"" と書かれていて、Netscape Navigator または Communicator を使う設定になっています。
"ツール ティプの表示" チェック ボックスはツール ティプ (部品の上にマウスを少しの間 "載せた" ときにふっと 現れる小さいウィンドウのこと) をオンまたはオフにします。
"ヘルプ" ボタンは kscd ヘルプのホーム ページを開きます。
"このプログラムについて" タブはあなたが使っている kscd のバージョン情報と、著作権情報を 表示します。