Kデスクトップ環境

5.15. 電源管理

5.15.1. 始めに

こんモジュールは、Energy Star 標準準拠とされているモニターを持ったコンピュータには 有用でしょう。 (Energy Star 標準準拠機器とは、人間の手を介さずに適切なタイミングで 省電力モードに移行するよう設定できる機器のことです。)

ティップ

Energy Start 標準は、電気機器なら如何なるものでも適用できます。 ですが、このモジュールは、ハードディスクやプリンタ等は対象としません。 モニターの動作設定のみを対象としています。

ラップトップ機の電源断機能に関しては、このモジュールでは無く、 ラップトップの電源管理モジュールを参照して下さい。

コンピュータのモニターの場合、コンピュータのコントロールにより、 4つの状態遷移を行います:電源オン、スタンバイ、サスペンド、電源オフの4つです。

注意

以下の各状態の説明は一般的なものです。 あなたのモニターでは、以下の説明とは若干異っている場合があります。

"電源オン"とは、モニターを使用している通常の動作です。

"スタンバイ"とは最小の省電力レベルです。 この設定では、通常スクリーンを消し電子銃を打たない状態で、電子銃自体は 常に使用可能なよう"エネルギー充填"状態にしておきます。 モニターを使用する必要がある場合、すぐに通常状態に復帰します。

"サスペンド"モードは、非常に電力使用の低い状態です。 ほとんどのモニターでは、この状態の時、スクリーンは消え、 電子銃は停止します。電子銃をコントロールする磁石も電源を断たれます。 省電力モードが続く間は、モニターを再度起動するには10〜15秒程かかるでしょう。 コンピュータは常に、サスペンドモードから、電源オンまたはスタンバイに復帰 できなければなりません。

"電源オフ"とはその通りの意味です。 コンピュータのモニターは電源が切れます。 この状態では通常はコンピュータは自力でモニターを復帰させることは できません。明らかにこれは電力消費が最も低い(ゼロ)状態です。

5.15.2. 使い方

このモジュールの使い方はとても単純です:

あなたのモニターがEnergy Start 標準準拠なら、 "省電力ディスプレイを有効にする"をチェックして下さい。 これで省電力コマンドを有効にできます。

次の3つのスライダーは、 自動的に状態遷移を行うまでの最小の未使用時間をコンピュータに知らせるものです。 これらの数字は各スライダーバーや、スピンボックスで変更できます。

注意

これらの時間は加算されず、常にカウント0からスタートします。

例を挙げて説明します:

スタンバイモードについては10分、サスペンドモードに付いては20分、 電源オフについては30分と設定し、9:00からコンピュータを使わなかったとします。 するとモニターは:

9:10にスタンバイモードになり、9:20分にサスペンドモード、 更に9:30には電源オフになります。

この設定で良ければ"はい"をクリックします。

5.15.3. 著者

Mike McBride