Kデスクトップ環境

3.4. ファックスオプション

KFaxは、ユーザのそれぞれの用途に対して最適のコンフィグレーションを可能とするため、いくつかのオプションをサポートしています。

表示オプション

  • Landscape(横長):ファックスページを、デフォルトで90度回転させて表示します。

  • Upside Down(上下逆):ファックスページを、デフォルトで上下逆に表示します。

  • Invert(反転):ファックスを黒の背景に白字で表示します。

生ファックス解像度

  • Auto(オート): 一部のファックス送信プログラムでは、解像度が「ファイン」に設定されたファックスの名前の最初の文字を“f”に、解像度が「ノーマル」に設定されたファックスの名前の最初の文字を“n”に設定します。“Auto”にチェックマークが付けられている場合は、KFaxは、この規則を守ります。このオプションは、Tiffおよび“PC-Research”(DIGIFAX) のファクシミリに対しては無効です。これらのファクシミリは、自己指定方式です。

  • Fine(ファイン):生のファックスファイル(g3-g32d-g4)の解像度がファインであるものとみなします(7.7 行/mm)。Tiffファイルと“PC-Research”(DigiFAX)ファイルは自己指定方式です。

  • Normal(ノーマル):生のファックスファイル(g3/g32d/g4)の解像度がノーマルであるとみなします(3.85 行/mm)。各ファックス行は、縦横がほぼ等しい倍率となるように表示画像に複写されます。

生のファックスデータ:

LS-ビットを最初にチェックすると、KFax は、ファックスデータのバイトのビット順が逆になっているものとみなします。公式のファックス仕様では、シリアルデータ送信しか扱っていません。モデムメーカーが、受信した最初のビットを、バイト中の重要度の最も高いポジションに配置するか、それとも最も重要度の低いポジションに配置するか、決定する必要があります。合意が確立されているのは、最も重要度の高い位置をまず埋める方法ですが、逆の順序で扱うオプションも利用できます。

生のファクシミリフォーマット:

  • g3:生の入力ファイルがグループ3の一次元コーディングを使用するものとみなします。

  • g32d:生の入力ファイルがグループ3のニ次元コーディングを使用するものとみなします。

  • g4:生の入力ファイルがグループ4のコーディングを使用するものとみなします。

生のファックスデータのデフォルトの高さと幅:

  • height(高さ):生のファックスデータのデフォルトの行数を指定します。

  • width(幅):生のファックスデータの各スキャンライン中のデフォルトのピクセル数を指定します。デフォルト値は1728です。

  • auto(オート):このオプションは、g3の生ファックスデータに対する推奨設定値です。g3-2dおよびg4に対しては明示的寸法設定が必要です。