KDat がテープをフォーマットするときは、冒頭に一つのファイルを書きます。 このファイルが占めるのは、テープブロック1個だけです。ファイルの内容は、以下のとおりです。
(9 バイト) リテラル文字列 "KDatMAGIC"
(4 バイト) ファイルフォーマットのバージョンナンバー (現在は 1)。
(4 バイト) テープのID文字列の長さ(バイト数)。
(n バイト) テープの ID 文字列。この文字列のフォーマットは次のとおりです。 "<hostname>:<seconds>"、ここで、<hostname> はテープのフォーマットを実行するマシンのフルネームで、 <seconds> は、テープがフォーマットされた時点からの経過秒数です。
テープ ID は、$HOME/.kdat ディレクトリで、同じ名前のファイルを見つけるのに使われます。
テープ上の残りの各ファイルは、従来の tar アーカイブです。 それらは、GNU tar を使って直接操作できます。 非 GNU の tar でも非インクリメンタルバックアップに対しては有効です。