Kデスクトップ環境

5.14. Eメール

5.14.1. はじめに

Eメールモジュールは、Eメールに関する基本的な設定を行い、 それを保存して置くものです。 この情報は、KDEがEメールに関連した機能を実行する際に 使用されます。 このような機能の例には、KDEの開発チームにバグレポートを 送信するクラッシュハンドラー等があります。

KMailメールのように、メールを 読んだり送ったりするクライアントアプリケーションでは、 ここに設定する以上に、Eメールの処理に関して豊富なオプション を用意していますが、これらのオプションは、アプリケーションに 依存しています。 例えば、KMailの場合、固有の 設定機能を持っています。

ここで設定するEメール関連の設定値は、あなたのインターネット サービスプロバイダ(ISP)から入手する必要が あるでしょう。 LANに接続している場合には、あなたのネットワークのシステム 管理者に助けてもらうことができるでしょう。

5.14.2. 使い方

このモジュールには4つの設定領域があります。 最初の状態では設定の手助けになるよう、幾つかの項目は ログイン情報から自動的に補完されています。 4つの設定領域とは上から順に:

:ユーザ情報

現在ログインしているユーザの詳細情報です。

フルネームには、あなたの名前を入力して下さい。 ここで入力されたものは、あなたの送るEメールに表示されます。 あなたが、会社等の組織で働いている場合、組織 に、その名前を入力しておくと良いでしょう。

Eメールを使う為には、EメールアドレスをEメールアドレス に入力しなければなりません。 あなたのメールへの返信を、別のアドレスに送らせるには、 返信アドレスに、そのアドレスを入力します。 通常は、この欄は指定しないで下さい。その場合、返信はあなたのEメールアドレス に届きます。

:サーバ情報

Eメールの送信と受信を行うサーバ名や、 これらサーバへのログイン情報です。

LANに接続しており、EメールがLANの中で処理される場合には ここの設定は不要でしょう。

Eメールサーバにログインする為のユーザ名とパスワードは、 あなたのISPから入手できます。 多くの場合、ユーザ名はEメールアドレスの"@"より前の部分と 同じものです。

ユーザ名とパスワードに加え、Eメールの送信と受信を行う サーバ名も指定する必要があるでしょう。 送信サーバと受信サーバが同じ名前の場合もありますが、 大抵のISPは送信と受信とでは、別の名前のサーバを提供しています。 送信サーバは"SMTP サーバ"と呼ばれ、 受信サーバは"POPサーバ" または "IMAP サーバ"と呼ばれることが多いです。

:受信メールサーバタイプ

受信メールサーバで使われるインターネットプロトコルです。

あなたのEメールの受信サーバはIMAP または POP3 のどちらかのプロトコルを使っている筈です。 この情報はあなたの ISPから入手できます。 LANに接続していてLAN内でEメールが処理されている場合には、 上記の代わりに"ローカルメールボックス" を選択して下さい。

:メールクライアントアプリケーション

あなたが、Eメールの送受信に使うプログラムです(システム内に複数存在するかも 知れません)。

デフォルトはKMailですが、 プログラム名を直接入力するか"ブラウズ..." ボタンをクリックしてプログラムのファイルを選択することで、 変更できます。

お使いになりたいプログラムがコンソールで動くテキストベースの ものの場合(例 Pine)、 "ターミナルで実行"をチェックして下さい。

5.14.3. 著者

このセクションは

Krishna Tateneni . によって書かれた。