プロキシはあなたが(モデム経由または他の方法で)接続しているネットワークのサーバ で稼働しているプログラムです。 このプログラムはHTTP 及びFTP要求を受付け、 インターネットから要求されたファイルを取得して、要求したクライアントのコンピュータに 渡します。
プロキシの設定をすると、HTTPと FTP要求(の両方または片方)は、プロキシサーバ となっているコンピュータに転送されるようになります。 しかしながら、接続先ホストによっては、プロキシサーバを経由せず、 直接接続するようにも設定できます。 例えば、あなたがLANに接続している場合、ローカルのホストにアクセス するのにプロキシサーバを使う必要はないでしょう。
プロキシサーバを設定するのは、あなたのネットワークの管理者(あなたが ダイアルアップユーザーであるなら、これはインターネットサービスプロバイダー またはISPになります)が、 それを要求した時だけでしょう。そうでないかぎり、特に、プロキシビジネスに 困惑していて、インターネット接続に特に問題無いようなら、何もする必要はありません。
KDEコントロールセンターのこのモジュールは、Konqueror が使うローカルキャッシュディレクトリのサイズも設定できます。 なお、注意して欲しい事ですが、 キャッシュディレクトリは、あなたのコンピュータのユーザーアカウント毎に存在します。 そして、このディレクトリはNetscapeのような 他のブラウザとは共有していません。
訪れたページのローカルコピーを保存していることで、Konquerorは、 次にそのページを訪れたときに、コンテンツを素早くロードする事ができます。 勿論、以前訪れた時以降に、そのページが更新されていたら、再度、ページは オリジナルのサイトからダウンロードする必要があります。 また、Konquerorのリロードボタンで 手動でリロードを行わせることも出来ます。
プロキシとキャッシュの設定域は水平の線で分けられています。 線の上側には、プロキシの設定の為のコントロールが並んでいます。 一番左上端には"プロキシを使う"とラベルが付けられた チェックボックスがあります。 プロキシを設定するには、このオプションを選択して置く必要があります。 チェックボックスがチェックされると、他のコントロールも使えるようになります。
プロキシのアドレス情報には、インターネットアドレスと共にポート番号も必要です。 それらを該当するテキストボックスに入力して下さい。 右端の矢印ボタンは入力の手間を省く為に、HTTPプロキシの行から FTPプロキシの行へ設定をコピーする為のものです。
プロキシを経由しないで直接に接続できるサーバがある場合には、 これらのホスト名をカンマで区切って、"プロキシを使わないもの:"欄 に入力して下さい。 例えば、あなたが接続しているLAN上のホストは直接接続出来るでしょう。
水平の線の下側には、キャッシュ設定関連のコントロールが並んでいます。 もし、訪れたページの情報をあなたのコンピュータに保存させたく無い場合には、 "キャッシュを使う"チェックボックスをクリアして、 Konquerorのディスクキャッシュを無効に出来ます。
"平均キャッシュサイズ"欄に直接数字を入力してキャッシュサイズを コントロールできます。 これはキロバイト単位の、キャッシュディレクトリの平均サイズです。 キャッシュが大きくなりすぎると、Konquerorは 古いファイルから削除してキャッシュディレクトリのサイズを減らします。
最後に、"最大キャッシュ滞留日数"は、 キャッシュ内のファイルが自動的に削除されるまでに許される最大日数です。 これは一定時間後にWEBページを強制的にリロードさせるのに便利です。