Kデスクトップ環境

3.5. パッチセット

左上のパネルの下の方にパッチセットのセレクタがあります。配布版のKMidiでは三つのパッチセットオプションがあります。piano+guitarpiano、そしてguitarがそれです。ピアノやギターのパッチを選択することはさして重要ではありません。それは単なる例としての選択でしかありません。パッケージ群を入手されたときは、それらのパッチをパネルからスイッチするようにセットすることができます。以下はその使用方法です。

個々のパッチセットは、パッチやキー配列、楽器番号(midi ``program'')を書き込む設定ファイルを作ります。そしてtimidity.cfgファイルに関しては、ソースに<filename>を、それに先だつif部分に<n>を加えます。つまり<filename>はパッチを書き込む設定ファイルに対して与えられる名称です。<n>は<filename>が``Select Patchset''ボックスでKMidiのパネルに現れる行です。この名前をクリックすると、パッチセットが選択されます。パッチセットの番号は0で始まります。

cfgファイルで、キー配列やドラムセットやパッチの名称は与えられていなければなりません。というのはパッチが有効であっても、宣言されていないものはGNUパッチファイルやsound fonts等のファイルからロードされないからです。この方法は、ロードされるフォントからより良いパッチをロードするようにsound fontから特定のパッチを省く際に便利です。まさにフォントをロードするか尋ねられる前にはすでに宣言しないのです。

同じキー配列やドラムセットの同じパッチが一回以上宣言される時は、最初の宣言だけがカウントされます。ですから一番良いフォントを最初に置いて下さい。

sbk/sf2サウンドフォントのためにcfgファイルを構築するのに、sf2cfgユーティリティがあります。これはフォントの中にある全てのパッチを吐き出します。また、chaos8m.sf2chaos12m.sf2のためのcfgファイルのサンプルをいれておきました。