このモジュールでは、"アクティブデスクトップ境界"と"マジック境界"をコントロールできます。
このモジュールは2つのセクションに分かれています: アクティブデスクトップ境界 と マジック境界です。
アクティブデスクトップ境界は、スクリーンの端にマウスポインターを持って行くだけで デスクトップを切替えることができるようする、KDEの特徴的な機能です。 ユーザーが設定した一定時間後に、KDEは自動的に隣のデスクトップに切り替わります。
アクティブデスクトップ境界のセクションには3つのオプションがあります:
このオプションが有効な場合、 マウスをスクリーンの端に移動し、一定の時間が経過すると、 KDEは自動的にデスクトップを、その端に隣接するものに切替えます。
これによりウィンドウをデスクトップ間でドラッグして移動させることが可能になります。
このオプションが有効になっていると、 アクティブデスクトップ境界を使ってデスクトップを切替える際、 マウスポインタは、切替え後にスクリーンの中央に移動するようになります。 このオプションを無効にしている場合には、マウスポインタは切り替わったデスクトップ 上の、対応する端にあります。
![]() | このオプションは、マウスがスクリーン端にあるままになっているために デスクトップが繰り返し切り替わってしまうという事態を防ぎます。 |
このオプションで、KDEがデスクトップを切替えるまでの遅延時間 (マウスがデスクトップの境界に止まっている時間)を調整して下さい。
マジック境界は、あなたのデスクトップを素敵なものにするKDEの特徴の一つです。 マジック境界のアイディアは、デスクトップやウィンドウといったオブジェクトの 回りに、ある領域を設けるというものです。 他のウィンドウが、この"マジック境界"内に移動すると、そのウィンドウは 自動的に、そのオブジェクト(他のウィンドウや、デスクトップの端)にぴったりと くっついて配置されます。
このセクションには2つのスライダーバーがあります。
最初のスライダーバーは、"境界スナップ領域"と ラベルが付けられています。 これはデスクトップの端の領域のことです。 このスライダーバーを使って、この領域の幅と高さを調整できます。 ウィンドウが、スクリーン上のこの領域に置かれると、そのウィンドウは 自動的にスクリーンの外周に貼り付いて配置されます。
次のスライダーバーは"ウィンドウスナップ領域"と ラベルが付けられています。 この領域は全てのウィンドウにあります。 このスライダーを使って、この"マジック領域"の幅を調整して下さい。 他のウィンドウが、あるウィンドウの"マジック領域"に入ると、そのウィンドウ 対象のウィンドウにぴったり貼り付くように配置されます。 これは2つのウィンドウを互いに接するように配置するのに便利でしょう。
![]() | マジック境界を無効にすることができないと思われるでしょう。 どちらか、あるいは両方のマジック境界を使いたくないと思うときは、 単に"マジック領域"の幅を0にして下さい。 これで実質的に"マジック領域"が無効になります。 |
このセクションはMike McBride <mmcbride@ematic.com>によって書かれた。