Kデスクトップ環境

3.3. オプション

ホストネームの解決を行う

ホップ・アドレスを、名前と数値の両方ではなく、数値でプリントします (経路上で見つかった各ゲートウェイについて、ネームサーバーがアドレスと名前の対応を調べる処理を節約します)。

hops の最大数

送出試験パケットで使用されるmax time-to-live(ホップの最大数)を設定します。 デフォルトは30ホップです(同じデフォルトがTCP接続で使用されています)。

このプログラムは、小さな ttl(time to live) を指定した UDP 試験パケットを送出し、ゲートウェイからのICMP応答 "time exceeded" を調べることにより、 IPパケットがどこかのインターネット・ホストに到達するまでのルートを追跡しようとします。 試験パケットの送出は、ttl=1から開始し、順に1ずつ増やして、ICMP応答 "port unreachable" を受け取るまで ("ホスト"に到達したことを意味します)、 あるいは最大値に達するまで (デフォルトは30ホップですが、 hops の最大数 オプションで変更できます)、続けます。 各 time-to-live 設定で3個の試験パケットが送信され、各試験パケットの time-to-live、 ゲートウェイのアドレス、およびラウンド・トリップ時間が1行にプリントされます。 試験パケットの応答が異なるゲートウェイから来た場合、応答した各システムのアドレスがプリントされます。 3秒のタイムアウト・インターバル以内に応答がない場合、その試験パケットについて "*" がプリントされます。

UDP 試験パケットを処理するための宛先ホストは指定したくないので、宛先ポートはありそうもない値に設定されます。

このプログラムは、ネットワークのテスト、測定、および管理で使用するためのものです。 主に、手作業で障害特定を行うために使用します。 その負荷のためにネットワークに影響を与えることがあるので、通常のオペレーション中に traceroute を使用したり、 あまりに長時間使用することは避けた方がよいでしょう。

3.3.1. traceroute の作者

Steve Deering氏の助言により、Van Jacobson氏により作成されました。 C. Philip Wood氏、 Tim Seaver氏、および Ken Adelman氏からの特に力強い助言やチェックにより、 入念にデバッグされています。