KWordは、フレームベースのワープロであるため、フレームを理解することはもっとも簡単な文書の場合を除き必要となります。
この章はKWord上において、フレームの作成、削除、変更を理解してもらい、KWordが貴方が望んでいるとおりの文書を提供するのを 目的としてます。
フレームについて述べる前に、いくつか重要な単語について理解してもらう必要があります:
フレームとはページ上の四角いマスのことを指します。このスペースに、テキストやその他データを表示するための領域を表してます。
framesetとは、フレームの集合体のことです。frameset内の各フレームは各々の位置を持ってます。
位置はフレームを作成した段階で決められます。最初のフレームはFrame #1, 次はFrame #2となります。
全てのテキストは1つのフレームからもう1つのフレームに流れますが、これはframeset内に限った場合です。 テキストはframeset内のフレームから別のフレームへ各frameの位置に従って流れます。
例えば:3つのフレーム(#1、#2、#3)で構成されたframesetがあるとします。
Frame #1にタイプしていくにつれ、テキストはFrame #1の外見に従い形成されていきます。
テキストがFrame #1にこれ以上入らなくなった場合、自動的にFrame #2へと継続されていきます。
ごらんのように、テキストはframeset内のフレームを自由に移動できます。
テキストフレームは追加するには3通りの方法があります:
メニューバーから Tools->Create Text Frame を選択
ショートカットF6
又はツールバーをクリック
何れの方法を選択しても、KWordはカーソールを変えることで反応します。
マウスを使用し、カーソールを新しいテキストフレームの角の1つにあててください(どの角でも結構です)。
左マウスボタンをクリックしたまま保ってください。
そのまま、マウスを反対側の角の方向へ移動してください。マウスを移動すると共にboxが描かれるのがわかります。この boxが新しいテキストフレームの領域を表してます。
新しいテキストboxの大きさに満足したら、マウスボタンを離してください。
ダイアログboxが現れます。
このダイアログboxには2つの目的があります:
新しいフレームは、どのframesetへと属するのか
テキストフローのオプションを設定する
ダイアログボックスの Connect Text Frames というラベルのタブは、新しいテキストboxがどのframesetに属するのかを決めるために使われます。
例題に沿って、(Framset 1とFrameset 2と呼ばれる)2つのframesetを持つ文書に新しいフレームがただ今作成しました。
現在は次のオプションがあります:
このテキストboxを以前に作成してあるframesetの1つに加える。
これを行うには、テキストbox("Frameset 1"か"Frameset 2"のいずれか)を選択し、加えたいframesetと繋げてください。
このテキストフレームが作成された時に、新しいフレームは選択されたframesetの最後のフレームとなります。
or
新しいframesetを作成することができます。そして新規に加えたフレームが、新しいframesetの最初で(そして現在唯一の)フレームとなります。
これを新しいframesetにしたい場合、これを説明するような名前を新しいframesetへ加えることができます。(名前がこのframesetが何かをわかりやすくするでしょう)。 この名前は"Name of new Frameset"とラベルされたテキストboxに入れてください。
このダイアログボックスのタブは、このフレームにいくつかのオプションを設定するのに使用します。 このオプションの詳細情報については、 Formatting Framesの章を参照ください。
"OK"をクリックすると、新しいフレームが作成されます。
"Cancel"をクリックすると、新しいフレームは作成されず、文書の編集へ戻れます。
![]() | Wordは、否と言わない限り新しいフレームの作成を続けたいと判断します。 別の言い方をすれば、あなたの新しいテキストフレームを作成したら、あなたはKWordに フレームサイズを変更するか、新しいテキストを挿入するか、等を伝える必要があります。 別の機能への変換に失敗した場合、マウスをクリックするとまた新しいテキストフレームを作成します。 |
もうこのフレームはドキュメントに必要無いと判断するかもしれません。(最終的な出力で見えないように)空白のまま残しておくこともできますが、 ドキュメントが簡単に見えるように、なるべく削除したほうがよいでしょう。
フレームを削除することにより、そのフレーム内にあるデータ等も削除していることになります。
フレームを削除するには、"Frame Edit Mode"にいる必要があります。Frame Editモードになるには:
メニューバーより、以下を選択 Tools->Edit Frames
ショートカットF5
又は、ツールバーのをクリック
一度Frame Editモードに入ると、カーソールの形状が矢印に変わります。
削除したいフレーム内にカーソールを持ってきて、1回左クリックしてください。
フレームの角に8つの黒い四角が現れます。
これが削除したいフレームの場合、次のようにすることで可能です:
メニューバーより次のように選択: Edit->Delete Frame
or
カーソールがそのままフレーム内においたまま、1回右 クリックをしてください。
小さなメニューが現れます。"Delete Frame"を選択
もし、frameset内の最後のフレームを削除しようとしている場合、KWordは現在のテキストフレームを削除したいかどうか聞いてきます。 もし"Yes"なら、このフレームと、これに繋がった全てのフレーム(もしあれば)は削除されます。もし"No"ならフレームは削除されません。
もし最後のフレームでない場合、KWordは確認を求めてきません。直ちに現在のフレームを削除し、データをframesetの次のフレームに移動 するでしょう。データは削除されません。
![]() | frameset内の最後のフレームを削除するとframeset全体が削除されます。frameset内の全てのデータは失われます。 最後のフレームを削除するのは十分気をつけてください。 |
ページ内のフレームを移動したい場合、Frame Editモードに入っている必要があります。Frame Editモードへ移る場合:
メニューバーから次を選択:Tools->Edit Frames
ショートカットF5
ツールバーの をクリック
Frame Editモードに入ると、カーソールが矢印へと変わります。
移動したいフレームへとカーソールを移動させ、1回左クリックしてください。
8つの黒い四角がフレームの端にあるかと思います。
これが移動させたいフレームであるならば、フレーム内にカーソールを移動させてください。
カーソールをいずれかの方向に少し移動させてください。カーソールはクロス状の4つの矢印へと形状が変わるかと思います。
左マウスボタンを押したまま、カーソールをフレームを移動させたい方向へ移動してください。
フレームの外線が移動するのがわかるでしょう。新しい場所に移動したら、マウスボタンをリリースしてください。
フレームのサイズを変更するには、"Frame Edit Mode"にいる必要があります。Frame Editモードになるには次の3通りの方法のうちの1つで可能です:
メニューバーより、以下を選択 Tools->Edit Frames
ショートカットF5
又は、ツールバーのをクリック
一度Frame Editモードに入ると、カーソールの形状が矢印に変わります。
フレーム内にカーソールを持ってきて、マウスで1回左クリックしてください。これがフレームを選択します。
今フレームの端には8つの黒い四角があるかと思います。これらを移動することにより新しい場所へとフレームの境界線が移動します。
各四角はそれぞれ違う境界線の組み合わせを移動させます。
たとえば:フレームの下の境界線を移動するには、マウスのカーソールを6時方向の四角の上へ移動してください。四角の上に来た時点でカーソールの 両端が矢印へと形状が変わります。
左クリックを押さえたままにしてください。マウスを上下に移動するにつれフレームもまた上下へ移動することがわかります。下の境界線が希望の 場所へ移動したらマウスのクリックをリリースしてください。
もし、近くのフレームもサイズ変更したい場合、そのフレームを1回クリックすることで選択肢、同様の手段で境界線を移動できます。
![]() | ワープロのテンプレートで作業をしている場合、初期フレームの端を移動することはできません。もししたい場合、次の 余白調整でおこなってください。 |
This section of the Users Guide is devoted to controlling where (which text frame) text flows when the current frame is full.
Normally, you will create each new text frame with a specific purpose. Sometimes, however, as the document is changed, you will want the text to flow to a new text frame. To acomplish this, you will need to know how to move a frame from one frameset to another.
First, you must be in frame edit mode. To change to Frame Edit Mode, you can:
Select Tools->Edit Frames from the Menu bar
You can use the keyboard shortcut: F5
or by clicking on the toolbar.
Once you are in frame edit mode, the cursor will change to an arrow.
Place the arrow inside the frame you want to change, and click once with the left mouse button. This will select the frame.
You can change the frameset of the currently selected frame by selecting Edit->Reconnect Frame from the Menu bar
This will bring up a dialog box with 4 tabs. Select the tab labeled "Connect Text Frames".
You will be presented with a list of framesets. Simply select the frameset you want, and the currently selected frame will be added to the end of that frameset.
When you click OK, you will notice that KWord automatically updates the text flow immediatly.
Frame Breakは特別な書式です。それは、最終出力には移らないからです。
このframe breakの目的は、続くテキストを全てframeset内の次のフレームへ強制的に入れておくことです。
次の文章があるとします:"We have nothing to fear but fear itself"
そしてFrame Breakを"but"の直前に入れるとします。
こうすることにより、1つのフレームは"We have nothing to fear"が、そしてもう1つのフレームは"but fear itself"から始まります。
Frame Breakを挿入するには、まずカーソールをブレークポイントへ持ってくる必要があります。
Frame Breakは次の2通りのうちの1つで挿入できます:
メニューバーより次のように選択:Insert->Hard Frame Break
ショートカット:Ctrl-Return
Frame Breakを外したい場合、文字を消す場合と同様に削除してください。これは見える文字ではないので、次のように簡単に削除する方法を 推奨してます。
最初に、"View Formatting Characters" を有効にしてください。(メニューよりView->Formatting Characters選択)
これでドキュメント内の改行やタブ等書式記号も見えるようになります。
Breakの前 にある最後改行記号を見つけ、カーソールをその前においてください。
ここで、削除キーを押してください。