Kデスクトップ環境

3.3. メッセージフォルダ

メッセージフォルダは、Eメールメッセージを分類するために用いられます。デフォルトでは、全てのメッセージが Mail ディレクトリ内に格納されます。なお、この Mailディレクトリは、ホームディレクトリに作成されます。 また、そこには、Kmailを初めて起動したときに、inbox、 outbox、 sent-mail、 及び trash フォルダが作成されます。 これらのフォルダは、夫々、次のような特有の機能を持っています。

あなたは、デフォルトで作成されたフォルダがあなたの要求にピッタリであると思われるかも知れません。 でも、そのうちに、あなたは、きっとメッセージを分類するのに更に役立つフォルダを必要とするでしょう。 新しいフォルダを作成するには、 「フォルダ」 | 「作成」 を選択します。 すると、「新規フォルダ」ウインドウが現われ、そこで、フォルダ名を指定することができます。 同時に、そのフォルダをあるアカウント名に関連づけるか、関連づけをやめるを設定することができます。 もし、あなたがフォルダについての設定を変更する必要が生じたら、 フォルダ表示領域においてあなたが変更したいと思うフォルダを選択し、そして、 「フォルダ」 | 「変更」 を選択してください。すると、Kmailは、選択されたフォルダに対しどのような変更を加えたいのか聞いてきます。

メッセージをあるフォルダから別のフォルダに移動したい場合、移動したいメッセージを選択し、Mキーを押すか、 「メッセージ」 | 「移動」 を選択してください。 するとフォルダのリスト(フォルダ選択ウインドウ)が現れます。そのリストの中から、 メッセージの移動先となるフォルダを選択し、 「確認」を押してください。 また、ヘッダ表示領域からフォルダ表示領域へメッセージをドラッグすることによっても移動することができます。

しばらく使っていると、フォルダにより、かなりのディスクスペースが消費されていることが分かるでしょう。 たとえ、それらフォルダにたくさんのメッセージが保存されていなくてもです。この問題を解決するためには、フォルダを選択し、そして、 「フォルダ」 | 「コンパクト」 を選択します。

もし、フォルダ内のメッセージを空にしたいのであれば、 「フォルダ」 | 「空に」を選択してください。 すると、選択されたフォルダ内の全てのメッセージが trash フォルダに移動されます。 なお、選択されたフォルダが trash フォルダであった場合、全てのメッセージは完全に削除されます。

Kmailは、現時点では、フォルダの階層化をサポートしていません。