KOfficeはそのまま使用できますが、KOfficeからベストな状態を引き出すために、幾つか 設定するものがあります。この章は、これらのやり方をお教えします。
フォントはX Windowsでも難しいトピックです。この章では、KOfficeの使用上頻繁に報告されている 問題について取り上げます。幾つかの問題は、ただ単にKOfficeの問題というわけではなく、 システム設定にも依存している問題です。それ故、問題解決のため、システムも設定する必要が あるかもしれないのです。もし、root権限が無い場合、管理者に問い合わせてください。 また、フォントは複雑でこの場で全てをカバーできないため、詳細は次の Font HOWTO を参照ください。
KOfficeは、X11フォントの画面上のほぼ全てを扱えますが、印刷はたいてい ghostscriptを経由してますので、ここがシステムによっては問題に なるかもしれません。KOfficeは、X Windowsで使用されているフォントは知ってますが、 phostscriptで使用されているフォントは通常は知りません。KOfficeは推測 しようとしますが、全ての場合において成功するわけではありません。
この問題は、簡単ではないが、解決できます。実際には、あなたの代わりに修正が加えられたディストリビューション を使っているかもしれません(そのため、印刷出力に問題が無ければスキップしてもかまいません)。 何をやるかというと、ghostscriptに対して、KOfficeが(推測)したフォント名 の翻訳方法を教えるだけで良いのです。これは、次のようなFontmapと呼ばれる行を 1行追加するだけで良いのです:
";"の前のスペースは必須です。上の例題では、Algerian-RomanがKOfficeが Algerianの場合使うものです。 KOfficeがうまく表示しないようなフォントなどの場合、このような行を追加する必要があります。 このような作業を簡略化するために、Donovan Rebbechiがperlスクリプトを作成してくれました。それは次の 場所にあります。 http://pegasus.rutgers.edu/~elflord/font_howto/kwdfont /usr/share/ghostscript/fonts/fontfile.ttfというフォントファイルがあると仮定して、 きちんとしたアライアスを得るために次のように入力ください。
kwdfont /usr/share/ghostscript/fonts/fontfile.ttf |