各KOfficeアプリケーションは、それぞれ特定の要求のみを満たそうと します。例えば、KSpreadは表計算であり、KWordはワープロ機能であります。 特定の分野に集中することにより、各アプリケーションはそれぞれの目的に 完璧であろうとします。しかし、KOfficeにて何をするかにより、 別々のアプリケーションの優れた点を一つのドキュメント内に おいて活用したいだろうと思います。
仮にKWordで文書を作成中だとしましょう。そこに表を埋め込みたいとして、 KWordが提供している表の機能では不十分かもしれません。例えば、特定の通過のデータ を使用したり、表計算機能を利用したりしたいかもしれません。 何人かのKWordのプログラマーはこれを挿入しようとするのは可能 でしょう。しかし、KWordではこの分野において%KSpread;に勝ることは到底無理でしょう。 そして、必要と思われる機能を全て入れようとすると、非常に複雑となり、ソースコードを 管理することは不可能となるでしょう。
そのための代替えとして、KPartsがあります。これの理論は簡単です: 各々のアプリケーションに得意なことをやらせよう、です。
KPartsによって、あなたの文書はKOfficeが提供している全ての機能を 全て利用できます。文書にいわゆる、”部品”を埋め込むことにより この優れた点を利用することができます。いわゆる、文書の中の文書、というわけです。
上記のを例にとると、KWord文書に単純にKSpreadを挿入するだけで すみます。表を編集するたびに、KSpreadが裏でコントロールしその結果をKWordに その結果を受け渡します。唯一の違いは、表を編集している間のツールバーとメニューバーは、 KSpreadのものを反映いたします。これを業界では"embedding"と言います。