KDEが最初に起動した際にデスクトップ上に置くフォルダは テンプレート(Templates)と呼ばれています。 これらは、表示されていないが、.kdelinkという拡張子がついたファイルがいくつも入ってます。 これら kdelnk ファイルはKDEの以下の事柄のために使われています:
アプリケーション
プリンタ
マウント可能なデバイス (フロッピーディスク等)
インターネットの資料 (WWWドキュメント、 FTPディレクトリ等)
アプリケーション スタータやパネル上の殆どのアイテムはディスク上の kdelnk を参照しております。 kdelnk ファイルがどんなアイコンを表示するか、 アイコンが何を表しているか(アプリケーション、デバイス、URL等)を特定しています。 どんなkdelnk でも、パネル上にドラッグしてショートカットボタンを作成できます。
プリンターのアイコンを作成することにより、そこにファイルをドラッグし印刷するようにできます。以下はその方法です:
デスクトップ上のテンプレートフォルダを開いてください。
Program アイコンをデスクトップ上にドラッグしてください。 そこで、メニューから コピー を選択してください。
新しいアイコンを右クリックし、 メニューから 設定 を選択してください。
一般 タブ上で、 名前を Printer.kdelnkへ変更してください。
実行 タブ上で、 実行 フィールドに次のように入力:
lpr %f |
![]() | この例は、lpr コマンドにてプリントしている場合です。 それ以外を利用している場合は、そちらを入力するべきです。 |
さらに実行 タブで、 歯車 のようなアイコンをクリックし、 現れたリストから プリンタ アイコンを選択します。
これで、ファイルをプリンタアイコンにドラッグすることでデフォルトプリンタで印刷されるはずです。
Unix はハードディスク以外の様々な記録デバイスへのアクセスを マウント と呼ばれる方法により提供しています。 KDEは kdelnk を用いることにより、 CD-ROMドライブやフロッピーディスクドライブなど二次記憶媒体への簡単な mount、unmount、ファイルアクセスを可能としております。
例として、フロッピーディスク内のファイルへのアクセスを可能とするアイコンの作成方法を示します:
![]() | 多くのシステムは、デバイスの mount や unmount を行うには、 root 権限を必要としています。 |
デスクトップ上のテンプレートフォルダを開いてください。
フォルダ内のデバイスアイコンをデスクトップ上にコピーしてください。 そのアイコンをドロップしたときに現れるメニューから、コピー を選択。
新しいアイコンを右クリックし、コンテキストメニューから 設定 を選択。
一般 タブ上で、デバイスとして、 Floppy.kdelnkへ名前を変更。
デバイス タブ上で、デバイスとして、 /dev/fd0 と入力。
アンマウントされたアイコンをクリックし、 緑のランプのついていないフロッピーディスクの絵を選択。
ここで フォーマットされたフロッピーディスクを用意してドライブに入れ、 フロッピー アイコンをクリックすると、 KDE はフロッピーディスクをマウントし、 その中のファイルを表示します。 また、フロッピーディスクを取り出す前にフロッピーアイコンを右クリックし、メニューから マウント解除 を選んでください。