キューイングとは、同時に実行する転送処理の最大数を設定することです。Caitoo は、この上限を守ろうとします。もちろん、転送処理はマニュアルで随時開始することができます。
この機能があるからといって、ここで設定する数以上のファイルはCaitooにドラッグできない、という意味ではありません。
Caitoo は、すべての登録済み転送ファイルを記録し、必要になったときに開きます。 インターネットへの接続がうまくいかないときや、筆者みたいなスローモーなモデムを使っているときに、キューイング機能を使ってください。:-)
また、利用できる限りのネットワーク帯域幅を使うのではなく、ファイルを一つずつダウンロードしたいときにも便利な機能です。
Caitoo は、ほとんどのftpサーバーがサポートしていて、HTTP 1.1 プロトコルに含まれている再開機能をサポートしています。大きなファイルをダウンロードしていて、75%ほど終了したところで、接続エラーが発生したという場合、最初からやり直す必要はありません。ただ、この転送処理をもう一度登録するだけで、中断した箇所から動作が再開されます。(Caitoo は、既存ファイルを上書きするのではなく、それに追加するのです。)
ただし、この機能が使えないftpサーバーやhttpサーバーもあります。Caitoo は、サーバーがこの機能をサポートしているかどうかチェックし、その結果はリストボックスに表示されます。後で、この転送を中止する必要が生じた場合は、そうすべきかどうか、簡単に判断することができます。
HTTPの再開はある意味で特殊な操作です。これは実験的な機能というべきものですので、この機能に過度に依存することは避けてください。
エキスパートモードは経験豊かなユーザを対象に設けられているものです。一般的には、エキスパートモードがオンになっているときは、Caitoo は、オペレーションについての確認するダイアログは使われません。
ファイルの削除、ペースト操作、保存場所の確認についても省略されます。
転送機能の起動中、あるいは転送中にエラーが発生しても、エラー・メッセージは表示されません。ユーザに確認することなく、再試行が行なわれます。多くのファイルをCaitooにドラッグしながら、ほかの作業をしている場合は、これは大変便利です。Caitooがファイルをダウンロードしてくれますし、接続に失敗しても、ユーザに確認することなく処理を続行します。
エキスパートモードをオートディスコネクト/オートシャットダウンモードと併用すると便利です。ファイルを Caitoo にドラッグして、エキスパートモードをオンにし、オートディスコネクト/オートシャットダウンモードをオンにして他の作業に移ってください。