Kデスクトップ環境

5.2. アーカイブやネットワークの利用

以前は、インターネット上のファイルにアクセスするには特別なソフトが必要でした。 でも、もう必要ありません。

KDEは、"Network Transparent Access" (NTA) と呼ばれる技術をサポートしており、ローカルなハードディスクと同じように、地球の反対側にあるファイルにもアクセスできます。

例えば、FTPサーバーへアクセスするには、 Konqueror メニューから 場所->場所を開く を選択し、FTP サーバの URL を入力します。 まるでローカルディスクにあるかのように、そのサーバ上のフォルダとドラッグ&ドロップでファイルをやり取りできます。 FTP サーバ のファイルをローカルディスクにコピーしてこなくとも、目的のファイルを開くことができます (必要に応じて KDE が行なってくれます)。

注意

注意していただきたいのは、KonquerorFTP のアクセスに anonymous を使用しますので、FTP サーバによってはアクセス制限があるかもしれません。 もしそのサーバにアカウントを持っている場合、以下のように、 ユーザーIDURLの一部に入れてください:
 ftp://userid@server/directory
Konqueror はパスワードを入力するためのプロンプトを表示し、 ログインが成功すれば、そのサーバ上のファイルへのフルアクセスが可能となります。

もし、あなたは MS-Windows(tm) の WinZip(tm) ユーティリティに慣れている場合は、 KDEはtarアーカイブ内を見ることも出来ますので、お喜びになれるかと思います。 通常のフォルダと同様の扱いをいたします -- アーカイブ内を参照、ファイルを開く等。 大抵の場合、ネットワークによる遅延を除けば、インターネット上のファイルやアーカイブをアクセスするのも、 ローカルディスクにアクセスするのと何ら変わらないかと思います。