真っ先に抱くであろう疑問は:
今のページベースのワープロで満足に手紙を書けるのに、なぜフレームベースのワープロなんて必要なの?
よい知らせは、フレームベースのワープロになれるのは簡単で、テンプレートを選択するだけで、KWordは今までのワープロと同様に動作します。日常に必要になりそうなテンプレートもあります。
もっと複雑な文書(最新情報パンフレットやポスター等)の場合でも、別のプログラムに変更する必要はありません。 パンフレットの作成やより複雑なドキュメントのためのテンプレートも用意してあります。
さて、ここでこれらに挑戦していくために、テンプレートができること、そしてどのようにテンプレートを用いて作業をしていくのかについて手短に話しましょう。
テンプレートとは何でどう役に立つの?
テンプレートとは、あなたが作成する文書の雛形です。書類を書く際、どのような形にするかの概要はあるかと思います。 ビジネスレターを書く場合、上から下まで、左から右まで1つのコラムのドキュメントが欲しいかと思います。 しかし、社報を書く場合、ページ上部には大きなタイトル、それに記事を書くための複数のコラムが欲しくなるかと思います。
KWord とテンプレートを使うことにより、あなたのドキュメントの雛形を作ることができます。ビジネス用の手紙の場合、 ページの上から下までカバーする1つのフレームで十分です(余白は当然のぞきますが)。逆にニュース記事などの 場合では、2つのフレームを利用したくなるでしょう。いったんテンプレートを選択すると、KWordがフレーム等を 作成してくれます。
後でレイアウトを変更したくなったら?
これも、問題ありません。1つのフレームのドキュメントにおいて、後にもう1つ追加したくなった場合、追加することは可能です。 テンプレートの目的は、フォーマットを変更する可能性を制限することにあるのではなく、仕事の工数を可能な限り削減することにあります。 適切なフォーマットのテンプレートを選択するほうが(標準テンプレートを選択した場合よりも)、後から修正する際楽になります。 ただ、適切でないテンプレートを選択した場合、従来のワープロを利用する場合よりも工数は増えてしまいます。
フレームを使って作業する (または最初のドキュメント)
次の章は2つの基本的なトピックと、複雑なドキュメントを完成するのに理解しておくべき重要な機能についての手順について取り扱います。 このチュートリアルを用いて簡単な記事を作成してみます。 チュートリアルを完成したく無い場合や、特定のフレームについての特定の質問がある場合は、次のリンクで直接ジャンプできます:
このチュートリアルはこの順番で行っていきます。初めは通常と出版テンプレートの違いです。