Kデスクトップ環境

14.4. なぜ L/GPL の Qt クローンをつくらないのですか?

Windows NT が Unix を困らせるという脅威を仮定すれば、私たちは強い危機感を 感じて、このデスクトップの構築に使用している_ツール_の再構築を検討したいとまで 思うよりも先に、まず UNIX のための素晴らしいデスクトップを開発することが 重要であると考えます。私たちの資源が KDE に制限されているという事実を 仮定すれば、それ自体がこの時点で Qt クローンのプロジェクトに従事できません。 しかしながら、誰かが Qt の L/GPL バージョンの方を好ましいだろうと 感じるなら、そのような L/GPL のクローンを書くことを奨励したいと思います。 KDE は既に500,000行以上で、正確に数えるのが非常に難しいほどその数は 毎日増えていますが、Qt はたったの8,000行のコードだということを 心に留めておいてください。これは、Qt クローンを書くことは確かにできそうで、 Qt の L/GPL バージョンについて強く必要性を感じる人々が一緒になり、 そのようなサブプロジョクトを始めることの問題だけであることを意味します。

現在、GPL の Qt クローンを実装し始めた Harmony と呼ばれるプロジョクトが あります。もし Qt のライセンスが嫌いなら、このプロジェクトへの参加を考えてみてください。