システム全域に影響するキーボードファイルはすべて$KDEDIR/share/apps/kikbdに、また個人のキーボードファイルは$HOME/.kde/share/apps/kikbdに保存されています。 おのおのは拡張子.kimapを除いたファイル名で識別されます。個人のキーボードファイルは同じ名前(ラベルではありません)を持ったシステムキーボードファイルよりも優先されます。
キーボードマップを新たに作るには、既存の.kimapファイルをテンプレートとして使います。キーボードファイルは二つの主要なセクションに分かれます。
International Keyboard (国際化キーボード) このセクションでは次のアイテムを定義します。
Authors:作者のリスト。コンマで区切ります。 "name last_name < email address>" という書式で書きます。
Comment**: キーボードについての説明的なコメント。
Language**: キーボードの言語。
Charset: キーボードの使う文字セット。
Locale: ラベル。
Label*: kikbdがキーボードを識別するのに利用されます。
KeyboardMap(キーボードマップ) このセクションでは、次の形でデフォルトの文字に4つの文字をマッピングします。
1 keysym<num> = <default sym>,<sym1>,<sym2>,<sym3>,<sym4>, 2 |
1 keycode<num> = <key code>,<sym1>,<sym2>,<sym3>,<sym4>, 2 |
また、このセクションではCapsSymbolを、コンマで区切ったラテン文字のリストとして指定することもできます。これはCaps Lockのエミュレーションが行われている時にkikbdが処理します。
新しいキーボードを製作し、テストした後には、それをKDE開発チームか、直接kikbdの作者または管理者にに提供してくださると嬉しいです。