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3.3. 通常と出版テンプレートの違い

チュートリアルを始める前に、出版と通常のテンプレートの違いをハッキリさせておくことが重要です。

通常

通常のテンプレートは、ページベースのワープロのように動作するようデザインされています。通常の テンプレートは1つ以上のフレームが作成されます。1つ目のフレームは作成する用紙の大きさに合わせてあります。 用紙の大きさを変えるたびにフレームの大きさも自動的に変更されます。このフレームは動かさず、削除もできません。 もし、サイズや位置を変更したい場合、余白調整を調整する必要があります。 この1つめのフレームの上にはイラスト、テキスト等なんでも含むことができます。これらのフレームは、移動、 サイズ変更、削除等なんでもできます。

出版

これらのテンプレートは、簡単な出版物を作成するためのものです。この分類のテンプレートを選択した場合、 全てのフレームは”対等”です。これは、出版と通常のテンプレートの差です。出版テンプレートの中には ワープロのように用紙サイズと結びつけられたフレームはありませんので、余白を変更せずに好きなように移動できます。 もちろん、これの意味するところは用紙変更した場合個別に変更する必要があるということですが。

このように、通常と出版の違いは、いわば可搬性(出版)か利便性(通常)かの選択ということである。 どのような文書もいずれかのテンプレートから作成することが可能です。

そのテンプレートのコンセプトが未だはっきりしていない場合、次のステップどおりに試していってください。 最初に作成する文書は出版のテンプレートを利用してます。これでテンプレートの動作がはっきりするでしょう。