Kデスクトップ環境

5.50. サウンドサーバ

このパネルはaRtsサウンドサーバ(KDEサウンドサーバ)の設定を行うものです。

一番上のオプション("KDE起動時にaRtsサーバも起動")で、 aRtsサウンドサーバの有効/無効を指定します。

注意

aRts サウンドサーバは、正常に機能する為には KDEの起動時に起動されねばなりません。 KDE起動後にaRts サウンドサーバを起動することはできません。

パネルの残りの部分はaRts サウンドサーバに関する5つのオプションからなっています。

ネットワーク透過を有効に

このオプションが有効にされるとネットワークからのサウンド要求を受け付けます。 このオプションが無効な場合、サウンド要求はローカルホストからのみ受け付けられます。

セキュリティと参照情報をX11サーバ上で交換

ネットワーク透過を有効にしている場合、このオプションで、 セキュリティと参照情報の交換を行わせることができます。 ネットワーク透過を有効にしていて、安全性が疑わしい場合にはこのオプションを チェックしておいて下さい。

サウンドサーバをリアルタイムプライオリティで実行

このオプションを有効にすると、サウンドサーバのプライオリティを その他のアプリケーションよりも高くします。 これは、中断の無い配信を行う為に有効です。

注意

通常のユーザー権限ではこのオプションは設定できないかもしれません。

またこのオプションはあなたのシステムがリアルタイムサポートを行っている 事を要します。しかしこの機能は全てのシステムでサポートされている訳ではありません。

必要な権限を持っていない場合、またはあなたのシステムがリアルタイムサポートを 行っていない場合、このオプションを有効にしても問題は生じません。

全二重処理を有効に

このオプションは、サウンドサーバが録音と再生を同時に実行できるようにします。 このオプションは録音/再生が同時に必要とされるアプリケーション(例えば、 インターネット電話)の使用には必要となります。

反応時間

これは、サウンドサーバが、どれほど素早くあなたのコンピュータ資源を 使えるかを決定します。 反応時間が早ければ早い程、CPU負荷も高くなります。

ティップ

最初は250msに設定してKDEを暫く使ってみることをお奨めします。 もしサウンドがうまく機能していないようなら、問題が解消するまで 1ステップづつ反応時間を上げて下さい。

5.50.1. 著者

このセクションはMike McBride によって書かれた。